SEOとはユーザーの質問に対して適切な回答を用意するグーグルの行為
久しぶりの投稿ですが、最近常々思うSEOについて書いてみようと思います。
「SEOって上位表示のことだよね?」
「SEOをすればアクセス集まるよね〜!」
こんな事をよく聞きますが、少し勘違いをされていると私は考えています。
SEOとは、「Search Engine Optimization」(サーチエンジンオプティマイゼーション)といって検索エンジン最適化というのは、今では多くの人が知っていると思います。
でも、「検索エンジンの最適化とは?」を考えるとそもそものSEOについての根本的な意味合いが見えてきます。
SEOの根本的な考え方
これも誰もが知っていることでしょう。
今、日本の検索エンジンの中でトップシェアを誇っているグーグルの考え方は、「ユーザーの役に立つ検索エンジンになる」これだけです。
そもそも、検索エンジンの価値って何?って考えた時に、情報を得られるためのツールでしかないわけです。必要な情報がすぐに手に入るような世の中であれば、そもそも検索エンジンなんてものは必要ないのです。
では、なぜ、「みんなが検索エンジンを使うのか?」これについて考えた時に、行き着く答えは、「必要な知識がなくて困ってる」ということなんですね。
じゃあ、シンプルに検索エンジンのあり方を考えると、「検索キーワード=質問」で「検索結果=質問への回答」となるわけですね!
さらに仮説が続くわけで、もし仮にグーグルが適切な回答を表示できない検索エンジンだったら、そもそも検索エンジンとしての価値がなく、ユーザー離れが起きてしまってシェアも落ちるわけですね!
だからグーグルは検索語句に対して、本当にユーザーの求めてる答えはなんなんだろうか?という一点に重きをおいて検索結果を決めます。
言葉遊びみたいになっていますが、結局の所、グーグルはユーザーの質問に対して適切な答えを出せなければ価値が無いんです。
だから、パンダアップデートやペンギンアップデートなどで、検索結果の適正化を図ってきているわけですね!
ですので、「SEO対策を行うというのは、アクセスを増やすことでも、順位を上げることでもなく、検索ユーザーに対して親切に適切な回答を用意してあげること」こそがSEOなのではないか?と私は考えています。
そして、グーグルはユーザーの検索エンジン内での動向を把握し、データとして蓄積していった経験から、こんなキーワードの入ってるサイトは答えがある!こんな一文の多いサイトは答えをたくさん持っている!といったことを知っています。
ですので、SEOというのは、そもそもサイトを制作する人に用意された言葉ではなく、グーグル側の言葉なのだと私は思っています。
パンダもペンギンも検索結果を最適化するために行ったアルゴリズムの変更ですよね!ともすると、検索エンジン最適化を行うのはそもそもグーグルなのです。
ですから「SEOは検索エンジン側の言葉」、「SEO対策は検索エンジンが行うことに合わせて行う対策のこと」ということです。
なんかシックリきませんか?これが私の考えるSEOの根本です。
では、SEO対策というのはどのようにするのか?
SEO対策を行う上で大切なのはキーワードではない
SEO対策を行う上で大切なのはキーワード調査と言いますよね!
しかし、最も大切なのはキーワードリサーチではないと思っています。私が考える最も大切なことは、これを知りたいユーザーの心情です。ここからは私の公開しているサイトを使って説明させていただきます。
例えば仮に、「ポケットWiFi 繋がらない」と検索される方がおられるとします。このような方の心情はどのようなものでしょうか?
「なんで繋がらへんねん!」「なんか調子悪いな…」「故障!?」「もうこのポケットWiFi電波弱くて嫌!」「設定ミスったのかな?」「電波障害?」などなど。
人によって、状況によっていろんな心情があると思います。
実は私のサイトは、「ポケットWiFi 繋がらない」というキーワードでサイト開設2ヶ月目から常に1位から一度も動いていません。
検索ボリュームも「1300」ぐらいしかありませんが、たった2ヶ月で取れるほど甘いキーワードボリュームでもありません。なのに、たった2ヶ月で1位になりました。これが私の中で持論を裏付ける証拠となったのです。
実は、検索頂ければわかるのですが、「ポケットWiFi 繋がらない」で1位のページには上述しているようないろんな心情に答えて、シンプルにまとめています。
そして、クリック率も60%以上をキープしており、なかなか良い流入ワードの一つとなっています。
常に1位の理由として考えられる要素は、グーグルが色んな心情の方への質問に答えているページだという認識を持っているということが挙げられます。
また、それ以外でも上位表示できているキーワードはたくさんあります。
例えば、「au ポケットWiFi」は3位です。このキーワードは検索ボリュームが12100もありますが、サイト開設からたった6ヶ月で3位を維持しています。個人的に被リンクを当てずに運用してきたので、コンテンツによって検索順位が上がったと認識しています。
この上位表示されているページに関しても検索ユーザーの求める答えを出しているからこその結果だと思います。
では、私はどうやってこのように上位表示を取れるようにしたのかというと、キーワードをちょろっと調査しただけで、あとはユーザーについて考えただけです。
深くまで共起語を意識しているわけでもなければ、関連ワードを多く拾っているわけでもありません。
ただユーザーのことを考えて書いただけです。
本当にたったこれだけで、上位表示をすることができています。よって、SEO対策としてユーザーの検索意図を深く考えて、それに応えられるような回答を考えてキーワードも調べずにただただ書いただけでこんな順位です。
調査なんて面倒で最近では全くやってないけど、狙ったワードで結構順位は伸びてきています。
例えば「ポケットWiFi 比較」というキーワードですが、ブラックハットSEOでドメインパワーを上げたサイトが多く目立ちますが、そんな強い強豪サイトばかりなところでも、まだサイト開設から7ヶ月ぐらいなのに8位まで上がってきています。ページ数も100ちょっとしかありませんのに、ここまで伸びています。
よってSEO対策を考えた時に大切なことはユーザーの心情を考え、必要だと感じる内容を入れてあげることが大事ということではないでしょうか。
もちろん読みやすい文章を書く方が滞在時間は伸びると思うけど、必要不可欠に読みやすくしても内容が伴っていなければ、そもそもユーザーにとって価値のないページです。
仮にブラックハットでやっていたとしても、ユーザーにとって価値のあるページを作れているのであれば、それはそれでSEO対策は成功なのではないかなと感んじます。
よくブラックハット嫌いの方を見かけますが、そういった方の多くは、ホワイトハットは王道だと銘打って、ユーザーのことを考えずに記事の更新、内容の更新、キーワード対策ばかりをしている人が目立ちます。
なのでユーザーの役に立つページが作れないので、順位も上がりにくかったりするのだと思います。
ものすごく個人的な見解だけで書いていますが、これが私の考えるSEO対策です。
まとめ
SEOとは、グーグルがユーザーに対して良い検索結果を表示しようとしていること。
そしてSEO対策は、そんなグーグルの行動を読み取って、ユーザーのことを考えたサイトやページ制作を行うこと。
こうだと思っています。
ですので、SEO対策をすると検索順位が上がり結果的にアクセス数は増えますが、そもそもアクセス数が増えるのはユーザーに対して求める答えを返してあげているからです。
だとすれば、SEOは上位表示させるものでもなければ、アクセスが増えるものでもなく、ユーザーのためだけのものと言えると思います。
それでは、また気が向いた時にでも更新したいと思います。